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舞姫通信
2007-03-10 17:00:00 Category : 小説
「世界で一番おいしいものは?」
と聞かれたら、なんと答えるでしょうか。
母親が作るカレーライス?
三ツ星レストランのフルコース?
ご飯と味噌汁とお漬物?
人によって答えはさまざまでしょう。
味だけで考えれば、全員を納得させる答えはないでしょう。
ちなみに僕は「ウニ」が世界で一番おいしいと思っていますが、
反対意見もおそらく多いのではないでしょうか。
ウニが嫌い、という人もたくさんいると思います。
しかし「おいしい」という感情に、
「幸せ」という要素も含まれていると考えたら
どうでしょうか。
重松清著「舞姫通信」にこんなセリフがあります。
若者の自殺をみてきた教師が
教え子に向かっていうのです。
「誕生日のケーキって美味いよな…」
「忘れるなよ、世界で一番美味いものって誕生日のケーキなんだぞ」
食べ物の好き嫌いは人によって異なるものですが、
自分のために愛情をこめて作られた料理は、
だれにとってもおいしいものです。
自分が生まれたことを
祝福してもらいながら食べる
バースデーケーキほど
おいしいものはないのかもしれません。
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