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美味しんぼ

2006-11-19 17:00:00 Category : マンガ

過ぎたるは及ばざるがごとし、ということわざがあるように、ものごとにはちょうどいいライン、というのがある。
お金に関してもそうだ。
稼げば稼ぐほどいい、と考える人も多いだろうが、多けりゃいいってもんじゃない。
使い切れないお金に、何の意味があるのだろう?
未来に対する保険ということなら意味はあるのかもしれない。
だけど、起こるかどうかも分からない未来の災難に対して、必死になってお金を稼ぐなんて、何のために生きているのか分からない。
稼いだ人が勝ち、みたいな風潮にはちょっと疑問を感じてしまう。
お金は必要だが重要ではない、というようなことをいう人も少なくない。
だがそれらは単なる負け惜しみだったり、その場の雰囲気に任せてしゃべっているだけだったりすることがほとんどだ。
料理マンガ「美味しんぼ」に、こんなセリフがある。
料理店のオヤジが貧しい25歳の青年にいうのだ。

「いいかい学生さん,トンカツをな、トンカツをいつでも食えるくらいになりなよ。
それが、人間えら過ぎもしない貧乏過ぎもしない、ちょうどいいくらいってとこなんだ」

トンカツ定食の値段は店によって差があるけれど、安さをウリにしている店を除くと、1千円と2千円の間というところが一般的だろう。
ちょうどいい経済状態を表す目安として、この「トンカツをいつでも食える」という条件設定は、非常に共感できる。
トンカツを食べるたびに、思い出す一言だ。

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